SPFとは
SPF(Sender Policy Framework)は、メール送信元のIPアドレスを認証する技術です。DNSのTXTレコードに送信許可IPアドレスを登録することで、なりすましメールを防ぎます。
SPFの仕組み
SPFは以下の流れで動作します:
- 送信者がメールを送信
- 受信サーバーが送信元ドメインのSPFレコードをDNSで確認
- 送信元IPアドレスがSPFレコードに含まれているか照合
- 認証結果に基づいてメールを処理
SPFレコードの設定例
# 基本的なSPFレコード
example.com. IN TXT "v=spf1 ip4:203.0.113.0/24 include:_spf.google.com -all"
# 説明
v=spf1 # SPFバージョン1
ip4:203.0.113.0/24 # 許可するIPv4アドレス範囲
include:_spf.google.com # Googleのメールサーバーを許可
-all # それ以外は拒否
SPFレコードの主要な要素
v=spf1: SPFバージョン1を使用ip4:/ip6:: 許可するIPアドレスinclude:: 他のドメインのSPFレコードを参照a/mx: AレコードまたはMXレコードのIPを許可-all: 記載以外は拒否(厳格)~all: 記載以外はソフトフェイル(推奨)
自社メールサーバー運用への応用
SPF設定の重要性
自社メールサーバーを運用する際、SPFの設定は必須です。SPFがないと:
- 送信メールが迷惑メールと判定されやすい
- なりすましメールの被害を受けやすい
- メール到達率が低下する
SPF設定の注意点
- DNS参照制限: SPFレコードのDNS参照は10回まで
- 複数サービス利用時:
include:を使って統合 - 定期的な見直し: IPアドレス変更時は必ず更新
SPF、DKIM、DMARCの組み合わせ
SPFはDKIM、DMARCと組み合わせることで、より強固なメール認証を実現します:
- SPF: 送信元IPアドレスの認証
- DKIM: デジタル署名による認証
- DMARC: SPF/DKIMの結果に基づくポリシー制御
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まとめ
SPFは、自社メールサーバー運用において必須の認証技術です。適切に設定することで、なりすましメールを防ぎ、メールの到達率を向上させることができます。DKIM、DMARCと組み合わせることで、より強固なメールセキュリティを実現できます。
