Exim

メールサーバー | IT用語集

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Eximとは

Exim(Exim Mail Transfer Agent)は、ケンブリッジ大学で開発されたメール転送エージェント(MTA)です。1995年に最初のリリースが行われ、現在もアクティブに開発が続けられています。柔軟な設定と高いカスタマイズ性が特徴で、Debian系Linux(Debian、Ubuntu)の標準MTAとして採用されています。

Eximの特徴

柔軟な設定システム

Eximは、設定ファイル(/etc/exim4/exim4.conf)で詳細な制御が可能です:

  • ルーティング制御: 複雑なメールルーティング設定
  • 条件分岐: if文を使った柔軟な処理
  • 変数とマクロ: 再利用可能な設定
  • ACL(Access Control Lists): 詳細なアクセス制御

主要機能

  • SMTP送受信: 標準プロトコル対応
  • バーチャルドメイン: 複数ドメインの管理
  • スパムフィルタ連携: SpamAssassinRspamd対応
  • TLS/STARTTLS: 暗号化通信対応
  • DKIM署名: DKIMによる認証

PostfixやSendmailとの比較

項目 Exim Postfix
設定の柔軟性 非常に高い 中程度
学習コスト 高い 低い
パフォーマンス 良好 非常に良好
標準採用 Debian系 Red Hat系

自社メールサーバー運用への応用

基本設定例

# /etc/exim4/update-exim4.conf.conf
dc_eximconfig_configtype='internet'
dc_other_hostnames='example.com'
dc_local_interfaces='0.0.0.0'
dc_readhost='mail.example.com'
dc_relay_domains=''
dc_minimaldns='false'
dc_relay_nets=''
dc_smarthost=''
CFILEMODE='644'
dc_use_split_config='false'
dc_hide_mailname='true'
dc_mailname_in_oh='true'
dc_localdelivery='maildir_home'

導入時の検討事項

  • 選択理由: Debian/Ubuntu環境で標準採用されているため
  • 管理負担: 複雑な設定の学習が必要
  • 代替案: シンプルさを優先するならPostfixを検討

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まとめ

Eximは、高い柔軟性とカスタマイズ性を持つMTAです。Debian系Linuxでの標準採用により広く使われていますが、複雑な設定の学習が必要です。自社環境でDebian/Ubuntuを使用し、詳細な制御が必要な場合に適した選択肢となります。

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